クロネコ

こっそり煮干しをあげているクロネコ
どんどんなつく。
家の下で待っている。
玄関からじっと中をのぞいている。
甘えた声を出すようになった。


大家さんに見つかりませんように。


最後の砦として名前はつけていない。
うちでの呼び名は「あいつ」止まり。


今日は一緒に祝ってもらうため
特別にケーキの切れっぱしもあげた。